よつば補聴器センター西口です!!
今日は両耳装用についてです!!
人間の感覚器官の中で、目と耳だけどうして2つあるのでしょうか。
耳から入ってきた多くの音は、反対側の脳で処理されます。
両耳から音を聞き、感情をつかさどる右脳、言語をつかさどる左脳をバランスよく統合させることで、
言葉を理解したり抑揚のある音を楽しんだりすることができます。
人間は音を最終的には脳で処理して必要な情報だけを再構築しています。
たとえば、パーティー会場のようにたくさんの人がそれぞれ雑談しているなかでも、
人は自分が興味のある人の会話、自分の名前などは自然と聞き取ることができます。
ところが、両耳が同じようにバランスよく聞こえていないとこの能力はなくなってしまうと言われています。
両耳装用することで、音の方向感・距離感、言葉の聞き取りが向上します。
また、両耳で聞くと、音の方向と距離感が分かりやすくなり、言葉の聞き取りも向上します。
方向感が低下すると、騒音下で話者が変わった時に誰が話者であるか判断することが困難になります。
片耳装用より疲れにくくなります。
さらに、音の大きさは、両耳装用することにより片耳装用よりも約6dBきこえが良くなると言われています。
これは、同じ大きさの声を半分の距離で聞いた時と同じです。
たとえば2m離れた場所から聞いた声を1mまで近づいて聞くと6dB大きく聞こえます。
このため、両耳装用の方が補聴器の音量を小さくすることができ、片耳だけに頼って音を聞くよりも疲れにくくなります。
このように、補聴器を両耳装用することにより、様々なメリットを得る事が可能となるのです。